閉じる

読書日記737

        執行草舟『現代の考察 ただ独りで生きる』PHP研究所(2019)

■株式会社PHP研究所

公式HP:https://www.php.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/PHPInstitute_PR?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

つづきをよみすすめた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/06/12/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98733/

  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

日記

戦争、文明、愛国心、善悪などについて語られた。

それぞれ深く入り込むようなことはなかったが、普段なかなか聞かない意見を聞くことができ、日記として書き残すことは非常に有意義だと感じる。

・・・

戦争は意志同士のぶつかり合いだと語られた。

善悪について考えるのは不毛だと述べる。

執行草舟氏は、原爆と水爆に関しては「人類の自殺」と語った。

文明の終わりの象徴だということで、物質に依存しつつある資本主義はギリギリにまで来ている。

執行草舟氏いわく、第二次世界対戦は騎士道と武士道の戦いだという。

愛国心とは自己犠牲の精神であり、明治以降、軍国主義教育で叩き込まれた愛国心なしに塹壕戦は起こり得なかったと語る。

そして、それを持つことができたのはヨーロッパと日本のみであったという。

・・・

自己啓発のような講義ではなく、淡々と歴史について語られた。

一貫しているテーマは自己犠牲であり、我をどれだけ捨てて他者に尽くせるか。

自分らしさというものが妙に重視されるようになった現代、ある種の回帰が求められているのかもしれない。

公開日2022/10/15

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *

© 2024 ラボ読書梟 | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free