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日記
松岡正剛氏が『デカルトからベイトソンへ』をどう読んだか、どう解釈したのかがまず気になった。
主観をできる限り抑えてうまく内容を整理しているように感じた。
後半ではその後の著者モリス・バーマンの活動について触れていた。
彼は日本のサブカルチャーにも注目しているということであった。
そもそも、アニメーションとアニミズムは語源が同じであり(宮崎駿『折り返し点』より)、これは必然的と言える。
・・・
個人としても「虚構」にはポジティブな側面があると強く感じている。
十年前はニコニコ動画は文化ではない、という批判がされることもあったが(ひろゆき氏は「それはあなたの感想ですよね」と反論。)、サブカルチャーは時代の閉塞感を切り抜ける大きな役目を果たしていると思う。
世界観に没入することと、近代以前の「参加する意識」は似ている。
今年、個人的にディズニーシーに赴いたが、あれは確かに「参加する意識」であった。
いまふりかえると強く思う。
本書をベイトソンと絡めながら読んでいきたい。
つづく
公開日2022/10/16