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つづきをよみすすめた。
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日記
220ページまで読みすすめた。
いろいろと衝撃的であり、久々にトゲのある本に出会ったと感じる。
読んでいて自分に対する嫌悪、人間に対する嫌悪、文明に対する嫌悪を覚えた。
・・・
おそらく、本書はしばらく消化されないまま身体のなかに留まりつづけるのかもしれない。
消化しきれるほどの酵素を持っていない。
そんななかでも池田晶子と同じようにトーマス・マン『魔の山』をおすすめの本として挙げていることは意外であった。
執行草舟氏いわく、これは文明の毒で詰まっていて、現代社会を批判的に見る力を鍛えることができるのだそうである。
・・・
真実として、という言葉を添えてパワハラの効用、差別の必要性を間接的に肯定している人物なのでこの点が消化しきれなかった。
読み方によっては過激派になりかねない。
「毒を食らえ」と著者が言うように、本書は毒のかたまりである。
毒をもって毒を制することができない人間には本書は有害となるだろう。
つづく
公開日2022/10/17