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つづきをよみすすめた。
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日記
塵も積もれば山となる。
本書も気がつけば300ページほど進んだ。
読んでいて痛快な本である。
・・・
とはいえ、武士道の精神は本質的に現代社会とは相容れない。
読んでいて不快な部分も当然ある。
ただ、そこで森博嗣氏の言葉を思い出した。
「最後まで読まないと分からないものがある。」
武士道も単純ではないので本書を読んだだけで理解できると思うのは傲慢である。
ただ、ひとつ分かったことは、武士道と岡本太郎の精神構造との類似点である。
「生命の燃焼」と執行草舟は言うが、これは無償の愛の精神であり、なにも期待しない精神である。
岡本太郎は、芸術は心地よくあってはならないと言っていた。
執行草舟氏は「楽をする」ことが精神の荒廃になることを書いている。
・・・
執行草舟氏は、現代は人間が神になっていると語る。
勿論、全知全能であるという意味での神ではない。
神なき現代世界において、神に代わる存在としての人間である。
それを執行草舟氏は、人間のエゴであり傲慢と表現しているのである。
次章は「民主主義」ということで、また地道に読んでいきたい。
公開日2022/10/18