■株式会社新潮社
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つづきをよみすすめた。
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日記
大岡昇平と小林秀雄との対談を読んだ。
湯川秀樹との対談が相対的に長く、大岡昇平との対談はあっという間に終わってしまった。
・・・
小林秀雄の仕事を理解したいために毎日少しずつ、ちびちび読むことが日課となっている。
今日は小説について語られた。
後期の小林秀雄は作者の苦心はどうでもよくなり、小説は面白いかどうかであるという価値観になっていた。
面白さにはいくつかの種類があるので、この表現は抽象的でありあまり内容が伝わってこなかった。
また、文学研究についても言及された。
小林秀雄は、人生を知らないものが人生について書かかれた本を理解できるはずはない、と語った。
確かに当たり前といえば当たり前である。
しかし、これはよくよく考えてみると的を射ている。
かくして学者は「辻褄会わせ」をしてひとつの研究として論文を出す。
小林秀雄は果たして人生をどう捉えたのか。
・・・
文学とは何か?という問いに対しては、テリー・イーグルトンが一定の答えを出しているわけではあるが、考え出したらキリがないような気がしてくるのである。
公開日2022/10/21