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読書日記847

     マーク・チャンバーランド『ひとけたの数に魅せられて』岩波書店(2016)

■株式会社岩波書店

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日記

「コラッツ予想」という面白い問題が気になった。

・・・

偶数ならば2で割る

奇数ならば3倍し、1を加える

これを繰り返すと {4.2.1} として循環するが、まだ証明まではされていないのだという。

これを読んで情報と数学についてあれこれ思いを巡らせた。

何故証明されていないのかというと、ミシガン大学教授のラガリアス氏は「従来の数学の構造的な問題の枠外にある」為であったり、エルデシュという人物によれば、「数学はまだこの問題を解く用意ができていない」為だという。

ただ、20×2の58乗までの数は循環することが証明されている。

情報技術には詳しくないので想像でしかないが、これはコンピューターのキャパシティの問題なのだろうか、それとも技術的な何かなのだろうか。

こういうことを考えると、改めて科学はまだまだ進歩の余地があると思わせられる。

例えばコンピューターが惑星並みの大きさを持ったらどうなるかを考えてみるのはSFのようで面白い。

公開日2022/12/1

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