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読書日記857

   マルセル・モース『国民論』岩波文庫 (2018)

■株式会社岩波書店

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日記

ソヴィエトの歴史、共産主義の歴史から人間の根本原理がある程度見えてくるような気がしている。勿論それに拘らず読み物として読んでいる部分もある。

今日はモースの本から共産主義が暴力を認めていたことが理解できた。

このあたりはいろいろとモースが考察を進めているが、一日にできることはわずかで、今日はとりあえずひとつ収穫しただけでよしとした。

佐藤氏の本は200ページほど読み進んだ。

全共闘についてはもともと池田晶子のヘーゲル解釈をマルクス主義に当てはめてみようと思ったことがきっかけで興味を抱いたが、結論としては文学とも繋がりがあることが分かったので今も関心を持ち続けている。

マルクス主義については哲学・文学・政治・経済を横断しながらいろいろな切り口で読めるので興味は尽きない。

その副産物として今日のロシアへの理解が深まれば一石二鳥である。

ひとまず今日は佐藤氏の自伝を通してバルト三国への理解が少しだけ進んだことが収穫であった。

公開日2022/12/7

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