■株式会社河出書房新社
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■株式会社明月堂書店
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つづきをよみすすめた。
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メモ
ベンヤミン「(・・・)西ヨーロッパの新聞はまだ作家の手のうちにある有用な道具ではないからです。新聞はいまだに資本の所有物となっています」
ベンヤミン「われわれが写真家に求めなければならないもの、それは流行による磨耗から写真を救い出し、革命的な使用価値を付与する説明文を自分の写真に与える能力です」
ベンヤミン「作家たちに何も教えることがない執筆者は、誰に対しても教えることはありません」
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日記
「生産者としての執筆者」から読み進めた。
ベンヤミンの講義は端的に難しい。それは恐らく様々な予備知識を必要せんとするが為である。
気になった箇所を書き写すことで精一杯であった。
そんなかサルトルのテーゼ「飢えて死ぬ子のまえで文学は有効か」を思い出した。
サルトルは小説を多数発表しているが、ベンヤミンとアドルノはなぜ小説を書かなかったのかという疑問が浮かんだ。
・・・
スローターダイク『シニカル理性批判』の内容が紹介された。
ハーバーマスのコミュニケーション理論に対する批判であり、「非合理性を排除し、理性的な人間になりたい」という願望には何の合理的根拠がないことが分かり、自己矛盾に陥ることを指摘したとされる。
また、スローターダイクは在野の研究者でもあることから、エリック・ホッファーや荒木優太氏、林達夫を想起させた。
このスローターダイクという人物は影響力が大きいことから在野の力を改めて感じさせられた。
・・・
そもそも文学研究者が小説を書かないということも、ある意味倒錯でもあると個人的には思う。
人文におけるアカデミズムの意義を、本書を通していろいろと考えさせられる。
公開日2023/1/3