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日記
170項まで読み進めた。
内容としては、主人公の妹の子供、姪っ子が中学受験を控えていて、その子が塾で勉強をしにくくなった為に、T大卒の主人公が家庭教師をして合格を目指すというものであった。
また、3人の子供のなかの一番年下の甥っ子は発達障がいがあるのではないかと、主人公の妹は気にしていて、2020年代の現代社会を投影していると思わせるリアリティのある物語である。
・・・
こういう話を読むと現代社会の歪みというものを意識させられざるを得ない。
この本や、
『ただしさに殺されないために』というタイトルの本でいろいろと書かれている。
また、宮台氏の本にもいろいろと書かれている。
個人的にはうんざりさせられる。
規範だけはせめてもう少しゆるい社会になって欲しいと思う。
発達障がいという病名はあるが、発達障がいという病気は存在しないと個人的には考えている。要するに社会病理である。
社会学だけでは視野が狭いので、文化人類学も読むといろいろと見えてくるものがある。
当事者も当事者で勉強が足りていないように思う。
要するに、日本は忙し過ぎるのである。
読書なんてやっている暇はないという側面もあるだろう。
私は「ゆとり世代」に属するが、今では死語になりつつある。
今の社会はコロナ禍以降、富裕層以外はゆとりすら無くなっているように感じる。
生きるだけで精一杯。
いろいろと考えさせられる物語である。
公開日2023/1/8