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新・読書日記100

          浦雅春『チェーホフ』岩波新書(2004)

■株式会社岩波書店

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      エッカーマン『ゲーテとの対話 下』岩波文庫(1969)

■株式会社岩波書店

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      執行草舟『生命の理念Ⅱ』講談社エディトリアル(2017)

■株式会社講談社

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メモ

ヘーゲルが来館。ヘーゲルと弁証法について語るゲーテ

“自然研究の方がよっぽどましだな。(・・・)対象を観察し処理する場合、徹頭徹尾、純粋に誠実に行わない者はたちまち不合格であるとして否認されるからね。また、私は、多くの弁証法患者は、自然を研究すれば効果的に治療できるだろうと確信していますよ。」” P237

 

“「あらゆる最高級の生産力、あらゆる偉大な創意、あらゆる発明、実を結び成果を上げるあらゆる偉大な思想は、だれかの思うままになるものではない。それは一切の現世の力を超越しているよ。人間はこうしたものを、天からの思いがけない賜物、純粋な神の子と見なして、ありがたく感謝の心で受け取り、尊敬しなければならないね。(後半部分省略)” P250

  

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日記

菌に関する深い話を引き続き読み進めた。

原爆の際、わかめの味噌汁を飲んでいた人は、そうでない人に比べてダメージが少なかったことが資料に残っているという話が印象的であった。

もちろん、それはごくわずかな差としてしか捉えられないけれども、菌に宿る「負のエネルギー(定量化不可能なもの)」は放射線を還元できるという歴史的事実でもある。

この話があまりに深すぎ、菌に対する興味がわいてきた。

 

ゲーテとの対話もそろそろ読み終わる。次になにを読もうかと考えた。

ゲーテはしきり、ギリシア悲劇の偉大さを語っていたが、自分にはどこか退屈に感じる。そもそも読みたいという気持ちが強くわかなかった。これは執行草舟氏にいわせれば、己の感化力が足りないせいだと言える。

少し悔しいので、次の三連休はチェーホフかホメロスのどちらかにしようと思った。

  

今日はチェーホフの生きた時代や社会的な背景などを軽く読んだ。

チェーホフはロシアを代表する作家、ドストエフスキー、トルストイ、ゴーリキーよりも若い世代にあたると書いてあった。1860年生まれで、日本では明治にあたる。

チェーホフを読むようすすめる本も少なくない。自分のなかで少しだけ気になる作家のひとりである。

つづく

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