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読書日記1076

     ユヴァル・ノア・ハラリ『ホモ・デウス』河出文庫 (2022)

■株式会社河出書房新社

公式HP:https://www.kawade.co.jp/np/index.html

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Kawade_shobo?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

つづきをよみすすめた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/07/17/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%981075/

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日記

180項まで読み進めた。

ハラリ氏は「飢饉」「疫病」「戦争」が減少したあとに、なにかが取って代わると述べ、「老化」「幸福」「神」の三つを挙げた。

不老不死、快楽は人間の根源的な欲望の対象であり、これを享受した暁には「神=ホモ・デウス」となるという、人間中心主義のような未来像の輪郭をハラリ氏は語った。

“人間は健康と幸福と力を追求しながら、自らの機能をまず一つ、次にもう一つ、さらにもう一つという具合に徐々に変えていき、ついにはもう人間ではなくなってしまうだろう。” P99

・・・

本書では、バイアグラがもともと血圧の薬だったが副次的な効果のほうが目当てにされるようになった例をあげ、未来のバイオテクノロジーにおいても似たような事例が起こることが示唆された。

本書ではデザイナーズベイビーのことが書かれていた。優生学の歴史は繰り返されるのだろうか。

日本ではないと思うが中国のような倫理観に欠ける国では恐らく起きる。

中国がこのまま経済的に覇権を握れば何が起きるか分からないと思った。

そしてこういうときに、やはりSFの知識があればもっといろいろなことを考えられるのだろうなと思った

つづく

公開日2023/7/9

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