閉じる

読書ノート3

・・・

出光佐三『マルクスが日本に生まれていたら』

“外国の経営学からいえば、定年制がなければ会社がつぶれてしまう、ということになるかもしれないが、それは外部の資本家の搾取があるからだ。” P88

  

“ただ人間は神・仏とは違って獣類に似た、人間らしい矛盾性をもっている。その矛盾性から、いろいろゆがんだ社会現象も生まれてくるわけだが、それは人間が矛盾性をつつしみながら、判断して、社会の間違いや、ゆがんだ姿を正していけばよいんだ。” P107

  

・・・

生産行為と創造行為は似て非なる

⇒目的が違う

前者は食べるため、後者は生きるための行為である

  

・・・

サルトル『文学とは何か』

“人間は状況を変えることなしには、状況を見ることさえできない存在である。” P29

  

“「すべての人が私の書くものを読んだらどうなるか?」と考えなければならぬ。” P30

  

・・・

感情で物を考えると本質を見失いがち

能力主義はおそらく正しい

教育格差を無理やりなしにするのはおそらく誤り

小説を感情で書くことでこのミスをおかしてはならない

小説を魂で書く

※これを書いていたときは小説を書いていた。サルトルのメモが残っているのは、おそらく作家としてのサルトルから何か学び取りたいという意欲が当時あったのだと思われる

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。必須項目には印がついています *

© 2024 ラボ読書梟 | WordPress テーマ: CrestaProject の Annina Free