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新・読書日記115

ベッティーナ・シュタングネト『エルサレム〈以前〉のアイヒマン』みすず書房

■株式会社 みすず書房

公式HP:https://www.msz.co.jp/info/about/#c14087

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ジョン・スチュアート ミル『自由論』光文社古典新訳文庫(2012)

■株式会社光文社

公式HP:https://www.kobunsha.com/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/kobunsha_cs?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

      アルトゥール・ショーペンハウアー『随感録』白水社(2023)

■株式会社白水社

公式HP:https://www.hakusuisha.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/hakusuisha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

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メモ

『随感録』

雑音について語るショーペンハウアー

“一個の大きいダイヤも、これをこなごなにくだけば小粒の値打ちにしかならないように、また軍隊が分散して小さい部隊に分けられてしまうと、もはや威力を発揮しなくなるのと同じように、偉大な精神も、しょっちゅう邪魔がはいり、中断され、気が散らされてしまうようでは、普通の精神以上の仕事ができるものではない。” P290-291

  

悪書について語るショーペンハウアー

“つまり金が目当てで、あるいは地位を得る意図で書かれただけの悪書は、すぐれた本やその高貴な目的にとうぜん向けられてしかるべき読者の時間と金と注意をひっさらってゆくのであるから、ただ無用であるばかりっでなく、積極的に有害である。” P163

  

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日記

誰かの本のなかに、ハンナ・アーレントの「凡庸な悪」について、近年の研究からそれは違う可能性があることが分かった、といったことが書かれていた。

アーレントの死後に、様々な資料が公開された背景があるとのことである。

アイヒマン実験を思い出す。ある条件を満たせば簡単に悪に手を出す人間の比率が多いことが明かされたという実験である。

一連の物語は、一般的な人々はあまり深くは思考せず、善悪の判断ができないというイメージを私の頭に植え付けた。

エルサレム以前のアイヒマンという本の存在は2,3年前から知っていたが、あまり読む気にはなれなかった。

ところがどっこいで、突然読んでみようという気分になった。

前半を少し読んだ。アイヒマンの野心について書かれていた。引き続きゆっくり読んでいきたい。

 

・・・

『自由論』は分かりやすく、かつ読み易い文体であるが仕事終わりの眠気には勝てなかった。

明日ある程度の感想をまとめて書きたいところである。

つづく

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