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読書日記1148

シュテファン・ミュラー=ドーム『アドルノ伝』作品社 (2007)

■株式会社作品社

公式HP:https://sakuhinsha.com/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/sakuhinsha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

その他数冊

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日記

本日参加した読書会では哲学者の東浩紀氏『観光客の哲学』に触れながら話が展開されていき、そのなかでカント『永遠平和のために』の話とルソーのピティ、そして資本主義の問題など様々なことが語られていき非常に面白い話が聞くことができた。話を聞いたあとに質問ができるので、読書会のライブ感は勉強の場として非常に質の高い経験だと改めて感じた。

そのあとにジュンク堂書店に行き、アドルノの本を立ち読みしたりその他いろいろな本を立ち読みした。

ひとまず遠出したので、地元では売っていない本を中心にいろいろ買い漁った。

20世紀最大の哲学者はハイデガーとよく言われるが、アドルノもそれに匹敵するくらいの哲学者だと自分は思っている。ところがいまいちアドルノの認知度は低い。

アドルノ『否定弁証法』は、プラトンのいう「善のイデア」が完全に失われてしまったかのように見える今日のカオス的な社会情勢のなか、それでもまだ哲学者には考えるべきことがある、だから我々はほんの少しの善を達成すべく努力しなければならない、というアドルノの意志、決意が込められていると仲正氏の本から学んだ。

いきなり否定弁証法から読むのは気が引けるというよりか、無謀なチャレンジだと思えたのでまずはアドルノの伝記を読んでみたいと思うようになった。

・・・

『人生と運命1』も気がつけば200ページ弱まで読み進んだ。

様々な人間の様々な物語が平行して語られる面と、歴史に忠実であるところ(ほぼノンフィクション(?))、これは歴史書としても読める気がするのであった。

ロシアのことは佐藤優氏の本から多少学ぶことができたがまだまだ知らないことが膨大にある。

ロシア文学は自分には難しく、読めないものが多いのでいずれドストエフスキーやブルガ―コフ、ナボコフをスラスラ読めるようになりたい。

つづく

公開日2023/9/24

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