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読書ノート5

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オスカーワイルド「すべてのものの値段を知っている経済学者がここにいる。しかし、価値については何も知らない」

 

方法論的個人主義

⇒社会現象は個人の行動から説明できると考える立場。経済学者に顕著。

  

言葉によって印象が変わる

「なめてんのか?」ー「ばかげていますね」

  

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バートランド・ラッセル『人生断章』

“今日では民主主義の影響をうけて、協力の美徳が過去において服従の美徳が占めた位置に取って代わった。” P114

  

”協力という徳は理想としても不完全である。自分一人ではなく、社会との関連において生きることは正しいが、社会のために生きることは、けっして社会がしていることをすることを意味しない。たとえば劇場で火災が起こり、観客が我先逃げ出して混乱状態になった場合を考えよう。いわゆる「協力」の美徳しか持ち合わせていない人は、自ら立ち上がって群集に抗しようとする気迫を持たないために、群集と一緒になって逃げるだろう。戦争に突入する際の国民の心理状態は、すべての点においてこれと同じである。”P115

  

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柄谷行人『近代文学の終わり』

=文学批評の政治的役割の終焉

=批評理論の終わり

 

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丸山健二『真文学の夜明け』

“人間らしく生きるとは感情や欲望に忠実におのれを添わせることではなく、(・・・)人間しか果たせない高度な目的に手を出しその気高い精神世界へ大胆に踏みこんで行くことこそが人間らしい生き方であり、(・・・)文学の世界は常に門戸をいっぱいに開いて真の才能の持ち主ある新たな書き手を待っている。” P232

  

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サルトル「自由とは本来性に到達した状態のことである」

サルトル「本来性は人間の条件、すなわち状況に投げ込まれている存在の条件から出発してしか理解されない」

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