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読書日記1244

ジョージ・オーウェル『オーウェル評論集1 象を撃つ』平凡社ライブラリー (2009)

■株式会社平凡社

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その他数冊

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日記

メモ

擱筆(かくひつ)・・・筆を置いて、文章を書くことをやめること。

『象を撃つ』

「なぜ、書くのか」についてオーウェルの言葉

“一、純粋のエゴイズム。賢い人だと思われたい、人の話題になりたい、死んでからも覚えてもらいたい、子供のころ自分ではばかにした大人たちを見返してやりたい。その他いろいろの欲望。こんなことが動機にならないなどというふりをするのは、ごまかしだ。(・・・)自分自身としての生を終わりまで生きようと決めている、才能に恵まれた、強情な人々も少数いる。作家は、このクラスに属する。” P110 (『象を撃つ』)

(二、美的情熱。三、歴史的衝動。四、政治的目的)

“芸術は政治とまったく掛かり合いを持つべきでない、という意見は、それ自身がひとつの政治的態度である。” P112 (『象を撃つ』)

⇒なにかをしないことの表明は、なにもしないこととは全く別の話である。

『スペキュラティヴ・デザイン』

“人間の本質とは、当たり前を当たり前として受け入れるのを拒否する” P66

”批評とは柔らかい拒絶” P68

メモ・覚え書き

意図や目的は美を陳腐にさせる

『「美と教育」という謎』

シラーの言葉

“心を通って頭へと至る道が開かれねばならないのです” P37

“感性的人間を理性的にするには、あらかじめ彼を美的にする以外に道はありません” P45

・・・

マルクス・ガブリエル『「私」は脳ではない』など立ち読みした。

その他数学のコーナーなど、気になるところをいろいろとまわった。

人間のことを調べれば調べるほど、脳に関する研究は分からないことがどんどん増えていく、といった旨のくだりを読んでいろいろと考えさせられた。

『確率の哲学』という本を立ち読みしたとき、確率も厳密にはまだ完成している分野とは言えないということが分かった。

現代科学の進歩は凄まじいが、それと比例するように訳の分からないこともいろいろと浮き上がってきているように思えた。

そんななか、ひとつの分野に人生の全てを懸けるということがいかに難しいことか思わせられる。

自分はそれが不毛に終わるように思えてならない。

そういう感覚を本屋のなかで覚えてしまった。

だからいろんな本に手を出してしまう。

しかし、いろんな本に手を出すという事だけをしているという点では自分もひとつのことに集中できているのかもしれない。

読書日記もそろそろ1500が見えてきた。

『アベル・サンチェス』のなかでホアキンはアベルの息子に、医師であり研究者でもあるホアキンの成果を本にまとめるべきだと語った。

自分もこの読書日記、+アルファの成果をなんとかして一冊にまとめたい。

2024年は手探りしながらかたちにしたい。

つづく

公開日2023/12/30

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