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読書日記1253

澤田直『サルトルのプリズム:二十世紀のフランス文学・思想論』法政大学出版局 (2019)

■一般財団法人 法政大学出版局

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その他数冊

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日記

『サルトルのプリズム』

メモ

“つまり、あらゆる世代がどのような文学神話によって育てられ、自らの作品を書くことになるのか、これがサルトルに執拗につきまとったテーマなのだ。” P13 (『サルトルのプリズム』)

プルースト・・・金利生活者

『こころは体につられて 下』

メモ

群れること、自分自身から身を隠すこと

“芸術の力=否定の力” P202 (『こころは体につられて 下』)

・・・

『感情教育 上』

画家ペルランの言葉

“このままいけば芸術は、詩情においては宗教に劣り、興味の点では政治に劣る、なんともくだらない代物になってしまう。これではとうてい、芸術の目的とするところに到達できるはずがない。そう、その目的、つまり作者という個人を超越した感動をひきおこすこと、それこそが肝要なのです。(・・・)思想なくして偉大なものはありえないし、偉大さを欠いた美などは存在しないのです。” P125 (『感情教育 上』)

・・・

ジャーナリスト立花隆は、小説を読むのは時間の無駄だと言ったそうである。

おそらく、それは長年小説を読み込んだうえでの発言だとは思うが、自分は小説のほうが意外と示唆的な言葉多いと最近思うようになってきた。

そういう点ではフランスの文学は自分に合うと感じる。

作者にもよるが、フローベールは一文一文に全てを捧げていることがどこかの本に書かれていたので、自分は今後もそういう文章に触れていきたい。

否、そういう文章に触れるべきである。

つづく

公開日2024/1/4

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