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読書日記1280

ゲオルク・クリストフ・リヒテンベルク『リヒテンベルクの雑記帳』作品社 (2017)

■株式会社作品社

公式HP:https://sakuhinsha.com/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/sakuhinsha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

その他数冊

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メモ

“明らかになったものからのアナロジーによる仮説と推測。” P582 『リヒテンベルクの雑記帳』

“どうでもいいような幸福を実感するには、それが一度失われて、今この瞬間に再び手に入ったといつも考えねばならない。こうした試みをうまくやるには、いろいろな苦しみで経験を積んでおく必要がある。” P351-352 『リヒテンベルクの雑記帳』

“三島は、アテネの廃墟に佇みながら、こう記している。「芸術家は創造にだけ携わるのではない。破壊にも携わるのだ。」” P101 『死者たちへの捧げもの』

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宗教について理解できないと世界のニュースも理解できない。

池田晶子は思索しか興味がなく、「地球の裏側で起きていることを知ることになんの意味があるのか」と言っていたが、自分はそうは思わない。

たしかに意味はないかもしれないが、大きな世界の話は小さな世界の話にも通ずると、自分は哲学史をいろいろと読みあさって理解した。

今日は紀伊國屋書店に寄った。

最近は哲学書でこれだけは絶対に読みたい、というものが減ってきた。

関心は歴史と宗教に移行しつつある。

限界が少しずつ見えてきた節もある。

無限に細分化可能な世界のなかで、哲学はいま行き詰まりを見せているのではないだろうか。

ということを昨日書いた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/08/08/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%981279/

   

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『世界史が苦手な娘に宗教史を教えたら東大に合格した』

メモ

原理主義・・・教えに徹底的に従おうとする考え

イスラーム教⇒コーラン、ハディース

帝国は宗教を広める役割を持つ。

⇒歴史的に、帝国が滅びてもその地域に宗教は残ってきた。

インドではなぜイスラーム教が根付いたのか。

⇒カースト制に苦しむ人たちの救いとなったため。

⇒神の前では誰もが平等という、インド社会の閉塞感との親和性。

宗教対立はくだらない公理による。

ユダヤ教・イスラーム教⇒豚NG

ヒンドゥー教⇒牛NG

⇒お互いがお互い、野蛮だと思い込む。対立。

宗教は自然に畏敬の念を人に抱かせ、謙虚にさせる機能がある。

ペストの流行⇒「ペストが蔓延したのは自分達が悪いことをしているからだ」

規範ー秩序ー平和ー自由

無規範ー混沌ー不自由

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