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その他数冊
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日記
『理由と人格:非人格性の倫理へ』
本書を読んでいる途中、20分くらい意識が飛んでしまった。
最近は読書中に意識が飛ぶことが増えてきた。
そこまでして読書するかどうか、自分にも問いかけた。
ただ、読書中のうたた寝は案外リラックスになる。
意識の飛ぶ前には相当、自律神経的には良い状態なのだと思っている。
内容は面白く、今日は深読みできなかったが、明日以降地道に読んでいきたい。
・・・
『分析フェミニズム基本論文集』
性的モノ化の章は全部読み終えた。
道具化説では説得力に欠けるので、本章の執筆者は意味の押し付け説を提唱した。
広告看板や雑誌などのメディアの影響力は甚大である。
専門家やアナウンサーがテレビを通じてお願いをすれば、外出自粛の時代のように一定の効果を生む。
そのメカニズムが性的描写などでも起きていて、テレビ(とくにCM)や雑誌など影響力の高いメディアで「女性はこういうのが好きだよね」と、男性に刷り込んでいく。
結果、ハラスメントが至るところで起きる。
無知な男性は悪意のないハラスメントをしさえもする。
「え、そんなことだとは知らなかったよ」
「女性ってそういうもんじゃないの」(社会的意味の押しつけ)
社会的意味の押し付けという事例について、ざっくりとまとめると以上のようなものになる、と自分は今日解釈した。
・・・
この一連の流れには根本的な問題として何が考えられるか?と帰り道考えた。
表現の自由だと思われた。
憲法で保障されている。
これを盾に、資本主義のなかでは表現の自由の名のもとに「性的モノ化」に関わる商品や広告が再生産されていく。そういうものはいつの時代も一定の需要があるので死滅することはない。
そして論争はいつまでも続き、撲滅を目指す活動家たちは苦戦を強いられる。
自由と平等が相容れないケースを目の当たりにした感覚を覚える。
・・・
自由と平等といえばマイケル・サンデルだ。
かなりざっくりとまとめると統計的には、努力ですら遺伝で決定されるという内容である。こちらで分かりやすく解説されていた。
アメリカは社会保障が手薄い。
それは、アメリカ人の大半が「努力で道はひらける」といった発想があるからだと岡田氏は言っていた。
(ヨーロッパは逆)
「男性優位社会」というのは、実際のところ何を意味するのか。
官僚制のことを指しているのか?いまいちパッとしない。
まずそこを理解したいと自分は思うに至る。
一部のリベラルは権利の主張が目立っているように多少思えるので、actualな議論をしなければならない。
Twitterではもはや不可能なので、日本は議論する場所やメディアが少ないと感じる。
公開日2024/3/20