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新・読書日記151(読書日記1491)

     小林康夫『存在の冒険 ボードレールの詩学』水声社(2021)

■株式会社水声社

公式HP:http://www.suiseisha.net/blog/

公式X(旧 Twitter):https://x.com/suisei_sha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

           ボードレール『巴里の憂鬱』新潮文庫(1951)

■株式会社新潮社

公式HP:https://www.shinchosha.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/SHINCHOSHA_PR?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

            執行草舟『超葉隠論』実業之日本社(2020)

■株式会社実業之日本社

公式HP:https://www.j-n.co.jp/

公式X(旧 Twitter ):https://x.com/jippi_pr

つづきをよみすすめた。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/08/26/%e6%96%b0%e3%83%bb%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98150%ef%bc%88%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%981490%ef%bc%89/
         ドストエフスキー『悪霊 上』岩波文庫(1989)

■株式会社岩波書店

公式HP:https://www.iwanami.co.jp/

公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Iwanamishoten?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho

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日記

詩が読みたくなったので近くに置いてあったボードレールの本をカバンに入れて読んだ。

そのあとに水声社の本でボードレールの本質に触れるものを読んでみたいと思い、そちらもカバンに入れた。

『超葉隠論』と『悪霊 上』も引き続き読み進めた。『悪霊 上』はようやく300項まで読み進んだ。いろいろな出来事が断片的にではあるが、だいぶ頭に入ってきた。しかしながら「悪霊」というタイトルの意味がさっぱり分からない。

  

・・・

『超葉隠論』

メモ

修練の過程で悪い意味の自己中心に陥ることはあり得るという件について

“山本常朝も葉隠れの中で、武士道を身に付けるには「大高慢」の気持ちが必要であると語っている。本当の謙虚は、大高慢の中から生まれるのである。最初から物分かりのいい者などは、小者の中のまた小者であると常朝も語っていた。(・・・)高慢とは、自信過剰のことだが、その位の思いがなければ武士道などには挑戦できるわけがない。これもまた人生の必要悪と割り切って、耐えるしかないだろう。” P47

  

ルソーについて語る執行草舟氏

“ルソーはその巨大な思想体系の構築に当たって、やはり孤独を最大の力としていた。「偉大な情熱はすべて、孤独の中から生まれて来る」このルソーの言葉ほど、人類文化の陰陽の重層構造を感じさせてくれるものはない。” P59

  

たしか『現代の考察』だったか、忘れてしまったがルソーは理想主義者でダメだったと著者は語っていたのを記憶している。著者は思想を批判していはしたものの、精神性については評価していることを見て、これが相対主義的なものの見方なのかもしれないと自分は思うに至る。

  

・・・

『存在の冒険 ボードレールの詩学』

初めてみる漢字をどうしても覚えたく、メモに残した。

  

殷賑(いんしん)・・・にぎわって、盛んなさま

徒爾(とじ)・・・むだなさま、無意味なさま

  

メモ

“ーーああ! 「数」と「存在」とから決して抜け出し得ないとは!

(・・・)われわれは、またわれわれの生は、絶えず己の存在を超越しようと試み続けるのであるが、しかし決して存在を抜け出すことはできない。そして、夢という純粋な内面性の可能性、生と死との和解による超越的な生の祝祭の可能性すらもが、例外もなく、まるで存在の強力な引力に惹き寄せられたかのうように崩壊し、存在という「傷」を赤裸に明るみに出すことになるのである。それどころか、夢こそがもっとも直接的に、この存在に囚われている己自身を見せてくれさえするのである。” P94

  

『存在と冒険』

画像引用元:楽天ブックス

https://books.rakuten.co.jp/rb/16988140

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