■株式会社三修社
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■株式会社 みすず書房
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■景文館書店
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日記
『魔法使いの弟子』
メモ
“この人間は、自分の運命を生きたいと欲していたときには行為が総合性を帯びていたのだが、学問を選んだときからこの総合性を断念してしまったのだ。というのも、学問の行為は自律的であらねばならず、学者はそのために認識欲以外の人間の関心をすべて排除してしまうからである。学問の任務を引き受ける人は、人間の運命を生きたいという気持ちを捨てて、真実を発見したいという気持ちに走ってしまう。” P8
“理不尽なことだが、一つの機能が、自分のことを自由な目的だと思わせてはじめて自分を完全なものにさせることができるのである。” P9
・・・
『アーシュラ・K・ルグィン 新たなる帰還 (アメリカ文学との邂逅)』
メモ
ルグィンの母親シオドーラの言葉
「自由意志とは、予測不可能なものに対して自由であることだ」
“(・・・)ルグィンの作品の美しさは、倫理的な精神性や生命の根源に迫る哲学的な思索が、抽象的な概念や言語によってではなく、登場人物たちの行動や生き方、そして架空の世界の風景によって具象化される、その瞬間にある。” P46
“(・・・)ルウィンにとって、リルケやオーデンと同じように、精神的な価値や感情は、具体的な背景や写実的な風景と一体になって表されるべきものであった。” P46-47
・・・
『死と愛』
“われわれの価値像は、われわれの世界像と同様に、常に世界のいわば一片あるいは一断面をわれわれに見させるに過ぎず、われわれは視野に拘束されている、という既述の事実もそのことを少しも変えはしない。” P46
“価値の世間はたしかに全部ではなくて或る視野から見られるものではある。しかしそれぞれの立場には唯一の美しい視野が相応じている。したがって、視野という相対性にも「かかわらず」というのではなくて、まさに視野という相対像の「ゆえに」、一つの絶対的な正しさが存するのである。” P47
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仕事終わり、考える力がなくなり文字を追うので精一杯。
なにか書くことで回転が始まった。
なにかに似ている。
工学系に詳しい人であれば鮮やかな比喩で表現できるのかもしれないが、そうもいかず。
動摩擦力のようなもので、いったん動けば少しの力で動き続けるという感じに似ている。
書くことによって、沈殿物が攪拌されるように溶液内を流転するように、沈み込んでいた思考が浮かんでくるような感覚を覚えた。
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メモ
詐欺、虚偽。
オスカー・ワイルドはヘンリーに「恋愛は、最初は他人を欺き、最後には自分を欺く」と言っていた。
ビョンチョル・ハンに『疲労社会』『透明社会』『情報支配社会』という本があるが、『スペック支配社会』という本が出てもいい気がした。
AIスマホによって画像に飾りを与える。
与えられた画像は真実ではなく、虚偽である。
虚偽が数字に影響を与える。
換言すれば、虚偽の背景にはスペックが人間の心理を動かすということだ。