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新・読書日記176(読書日記1516)

         アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』新潮新書(2020)

■株式会社新潮社

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日記

家を出て職場に向かう。すると自転車に乗っている人間がスマホを見ながら運転をしていた。

次に最寄り駅に着くまで二人とすれ違い、二人とも歩きながらスマホをいじっていた。

スマホをいじりながら歩く人は多い。読書しながら歩く人はなかなかいない。これが逆転したらそれはそれで面白そうであるが、あり得ないだろう。

80ページほど読んでみたが、ドーパミンに深く関係しているみたいである。

太古から人間は新しいものに触れるとドーパミンが放出されるみたいである。

仮説ではあるが、進化論的には、その理由はそのほうが生存確率が高かったからということみたいである。

  

人間が新しいものばかりに目を奪われるのは自分のブログでも確認済みである。

今日は何が読まれたか、どのくらい、どの時間帯、どこからか。そういうものがほぼすべて分かるようになっている。

いうまでもなく、新しい読書日記ばかり読まれているのが現状である。

新しいものを消費するというのは、太古からの存在様式なのかもしれない。

いや分からない。人類学的な考察も必要ではある。なにせ、西洋中心の科学的な、実証主義の思考形式ではありふれた言説で終始するのが相場である。

  

今日のところは特段新しい発見はなかった。

先進国のほとんどの国で、なぜうつ病患者が増加傾向にあるのか。

スマホに限ったわけでもなく、これは激しく複合的な問題で、どれも相関関係としか思えない。

「テクノロジーが人間に適応しなければならない」

うまいことを言っているようだが、なぜかピンとこない読書時間であった。

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