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日記
『それをお金で買いますか (ハヤカワ文庫 NF 419)』
最終章の手前まえ読み終えた。
今日は命名権についていろいろと語られた。
野球ビジネスに命名権にまつわる話が盛りだくさんであった。
とりあえずいろんな物事がビジネスに変化してく様子が伝わった。
記録的なホームランのボールが45万ドルになったと書かれていた。
観客は取り合いになり、最初にキャッチした人と、奪い合いの末、最終的にものにした人と所有権をめぐって裁判沙汰にまでなったことなどが書かれていた。
逆に、そういったボールを受け取った人が打者に返還する人もいたそうである。
そういう人には称賛の声がある一方で「愚行」と批判されるここともあったと書かれていた。
また、球場の命名権を(有効期間は20年間)を莫大なお金で得る企業の話なども書かれていた。
そのほかには、有名な選手がサインを有料で販売したり、噛み終わったガムを販売するなど、よくわからないことまでいろいろと書かれていた。
とりあえず、ものすごくいろいろなことがビジネスになっていることが伝わった。
後半は「それをお金で買いますか」というタイトルがぴったりな内容であった。
商取引についてはやりたい人が勝手に自由にやればいいので、たいした問題だとは思えなかったが、「規範」が腐敗すると極端に言えばバイオハザードのように、人肉(本書ではお金)を求めて呻き歩くゾンビのようになるということが伝わった(文字通り「腐敗」だ)。これは文学的な問いともつながり得るので、そのあたりは時間のあるときに地道に考えてみたいと思う。
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『暗闇のなかの希望 増補改訂版 ――語られない歴史、手つかずの可能性』
メモ
“真価のある書物の多くは、世に出た当初、世界を揺るがすようなことはなかったが、後世になって花開くといった経緯をたどってきたのである。(・・・)ソローが一八四九年に書いたエッセー『市民的不服従』がようやく読者を獲得したのは、それが世界を変えた運動の一部として実践にうつされた二〇世紀のことだった” P152-153
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『市民の反抗 他五篇』
メモ
“言うまでもなく、それがいかにけたはずれの不正であろうと、不正の根絶に献身することが人間の義務だというわけでもない。ほかにもさまざまなものに関心を抱いて、いっこうにさしつかえないのだ。しかし、少なくとも不正には関与しないこと、また、今後不正を犯す気がないならば、実際に不正を支持しないようにすることは、明らかに人間としての義務である。 P22