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日記
『電車のなかで本をを読む』のなかで島田さんは人生について考えたい人に『べらぼうくん』をおすすめします、と書いていた。(新・読書日記1537に収録)
児玉さんは『数学的にありえない』を推していたが、大型書店にも売ってなかったので万城目さんの本を読むことにした。
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『べらぼうくん』
生きていくうえで考えるヒントになるようなことが、いろいろと書かれていたのでひとつだけここに書き残しておこうと思う。
・凡人がやりがちな失敗例を沢山覚える
“自分が一を聞いて十を知るではなく、一を十回聞いて十を知る人間であることが知れてくる。(・・・)数学講師の言葉に惹かれたのは、天才のみが思いつくレアな解法よりも、凡人が繰り返す幾多の失敗例を知ることが、己にとって血となり肉となる学び方だと直感したからだろう。それに似た感覚は、小説家になった今も心に息づいている。”P20
たしかによくよく考えてみると、数学における失敗の原因は無数にあり、数学の勉強はそれらの試行錯誤を何回も経て次第にミスしないように軌道修正していく営みであった。
自分は、自らの失敗談を反面教師に仕立て上げる人間を軽蔑していたが、ちょっと少しは見方を変えてみようと思った。
トルストイの言葉を借りるまでもないが、幸福は一様で、不幸は多様にある。凡人はその多様な不幸の形態を学習しなければならない。
読み易く、テンポも速く、読みごたえがあって良い本だ。
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『暴力の人類史 上』
メモ
“インターネットで暴力についてアンケート調査を行った際、回答者は二〇世紀イギリスの殺人件数は一四世紀と比べて一四パーセント増加していると予想した。ところが実際には九五パーセントも減少していたのだ。” P150
ヴェルッコの法則・・・・男性同士の暴力事件の発生率は、女性や親族を含む近親間の暴力事件の発生率に比べて時期や場所による変化が大きいという法則。
つづく