ジャック・ロンドン『マーティン・イーデン』白水Uブックス(2022)
プラトン『ゴルギアス』光文社古典新訳文庫(2022)
スティーブン・ピンカー『暴力の人類史 上』青土社(2015)
ロバート・ノージック『生のなかの螺旋』ちくま学芸文庫(2024)
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■株式会社白水社
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■株式会社光文社
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■株式会社青土社
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■株式会社筑摩書房
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日記
今日も『マーティン・イーデン』を電車のなかで読んだ。
あまりに過酷な労働のシーンが描かれる。過酷な洗濯屋の尋常じゃない量の仕事、迫りくる時間との闘い、それを猛スピードで処理する様子が描かれる。洗濯屋の前は骨が出るほどの喧嘩を繰り広げるシーンもあった。
アメリカらしい、生きるか死ぬか、といったテーマだ。そういうのはありふれた表現でいえば「体育会系」なのだろうけれども、それとはちょっと違う。
あまりに疲れていて本すら読めないというシーンがあった。
今日の自分もドトールで40分くらい全く読めない時間があった。仕事によって気力も集中力も削がれていく。
自分は居眠りというものは人生に必要だと思っているのでカフェですら読書が進まないのというは全く気にしない。
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『暴力の人類史 上』
メモ
“だがこの研究で、社会学者のロバート・サンプソン、ジョン・ローブ、クリストファー・ワイマーの3人は、結婚が実際に男性たちを平和化する要因になったことを示している。” P204-205
婚姻制度が人類史における暴力の減少に貢献しているという研究は新鮮なものであった。
しかし1960年代は一時的に暴力が増大したとされている。カウンターカルチャーの時代だ。
このあたりは説明が難しいのだという。
今日はそのあたりを読んでいた。
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ゴルギアスは論戦がいったん終わり、雰囲気は静まり返っている。
明日からまた展開されていくだろう。
プラトンの哲人国家を危険思想とみなす人間もいるということではあるが、自分はそうは思えなかった。
哲人国家は不正を排除する力学が働くので、いまの日本の政治的腐敗と比べれば幾分かマシなのではないかとすら思えてくるのであった。