執行草舟, 佐堀暢也『夏日烈烈-二つの魂の語らい―』講談社エディトリアル(2018)
ジャック・ロンドン『マーティン・イーデン』白水社(2022)
三木清『三木清大学論集』講談社文芸文庫(2017)
ロナルド・ドゥウォーキン『平等とは何か』木鐸社(2002)
レベッカ・ソルニット『ウォークス 歩くことの精神史』左右社(2017)
ジュリアン・ジェインズ『神々の沈黙──意識の誕生と文明の興亡』紀伊國屋書店(2005)
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■株式会社講談社
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■株式会社白水社
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■株式会社紀伊國屋書店
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■株式会社左右社
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■有限会社木鐸社
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日記
読書日記とはつまるところ自己満足でありナルシシズムであるーーー
そんな考えがかすめている。しかし坂本龍一の本に「やらないよりかはやったほうがいい」と書いてあったのを自分は記憶している。
このままやめてダラダラするくらいなら自分は読んで書くほうを選びたいと思うに至る。
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『夏日烈烈-二つの魂の語らい―』
メモ
“今は信じられる本が少ないもんな。そもそも、そういうものを求めている人も少ないように思う。ハウツー本のように、何か知識を求めて読む人が多くなっているのかもしれない。だから、感動を求めて読むことが少ないかもしれない。今の人って自分の置かれた「環境」しか信じないような気がする。” P39
・ルソーの矛盾
“ルソーも本だけ読んだらびっくりするほど素晴らしいんだよ。素晴らしいけど、本人はとんでもない生き方をして、あの当時から私生児を作っては、母子共にすぐに捨ててしまう。しかもそういうことをなんとも思わない人だったみたいだな。” p47
・チャーチル(1874-165)の言葉
“「二十歳までに共産主義にかぶれなかったやつは情熱が足りない。二十歳を越して共産主義にかぶれるやつは知能が足りない」” p52
ポル・ポトは理想主義者でルソーを好んでいたという可能性があると聞き、自分は雑念が止まった。
ゲーテがルソーを批判したということは、その本質を見抜いていたということなのだろうか。そして、ルソーを好んで読んでいた自分もポル・ポトと共通する要素を部分的には持っていたということになる。これはなんということなのか。そう思わずにはいられなかった。
“今までの話で僕が言いたいのは、民主主義は文明にはなり得ないということだよ。民主主義は宗教であり、つまり本質論なわけ。僕も正しいと思ってるし、最高の民主主義の理想形は釈迦、キリストの言葉ということだ。” p57
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『神々の沈黙──意識の誕生と文明の興亡』
今日はこの本をメインに読み進めた。
人間はいかに無意識で行動を取るかということを、いかに無意識で選択肢を選ぶかということを、いかに無意識で思考するかということを、心理学や認知科学の実験結果を並べて説明がなされた。序盤から説得力はあった。
今分かっている事実から演繹によって、いかに人類が無意識で生活してきたのかが展開されていく。
「自意識」という言葉はおそらく近代的なもので、あとは「悩み」という言葉もおそらく古代にはなかったかもしれない。自分について考える時間が増えたのは個人主義の時代と相関性があるはずだ。いろいろと考えさせられる。
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『平等とは何か』
他にも読んだ本について書きたいがそろそろ気力がなくなってきたのでこの本のメモを書き残して明日に備えたい。
メモ
“平等は、資源と機会でもって測定しなければならず、福利や善い状態で測定してはならない。自由は、何であれ自分の望むことをなんでも行う自由なのではなく、他者の真の権利を尊重することで自らの望むことを行う自由なのである。” p326