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新・読書日記219(読書日記1559)

阿部志郎『福祉の哲学 [改訂版]』誠信書房(2008)

アンドレ・ジッド『地の糧』新潮文庫(2023)

カッシーラー『国家と神話(上)』岩波文庫(2021)

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■株式会社誠信書房

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日記

『地の糧』

メモ

“・・・・・・まず感覚をとおして得た知識でなければ私には知識とは無用のものなのだ。” P30

 

(訳者)

“私は過去を回想するのを好まない。ろくでもない思い出が石ころのように落ちているだけだからだ。” P215

  

・・・

福祉関係の業界で働いている身としては、やはり社会保障について思いを巡らせざるを得ない。

高齢者は老害と呼ばれ、働かないものは社会のお荷物とされ、能力がない人間は無能というレッテルを貼り付け会社のお荷物呼ばわりにする。

哲学者でさえも、右派左派、リベラリスト、リバタリアン、保守、コミュニタリアニスト、平等主義者など、様々なタイプが存在する。

何が正解かさっぱり分からない。

今日は森村進『正義とは何か』を買った。『福祉の哲学』も読んでみることにした。

  

執行草舟氏は『メリトクラシー』を推していたり、社会保障については不要論を唱えていたりと、思想的に尊敬しつつも、自分としてはまだまだ納得できないことが様々にある。

社会の価値観が戦争前と戦争後では180度入れ替わった根本原因(人文書を多少読めば差別はいけない、人間は誰もが平等であると、といった考えはわりと新しい考えだと分かる)も実のところ分からず、こういうときにこそ池田晶子のいう「垂直思考」が求められる。

  

しばらくは幅広い考えと向き合うため、歴史関係、福祉関係を読んでいきたい。

つづく

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