森本あんり『魂の教育 よい本は時を超えて人を動かす』岩波書店(2024)
皆川博子『天涯図書館』講談社(2023)
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■株式会社岩波書店
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日記
帰りの電車でぼーっとしていたら本の広告が目に入った。
怒りが一瞬湧いて、そのあと諦念にかられた。
乗客を小馬鹿にしたようなタイトルで(恐らくそう思うのは自分のような人間くらいだが)、ああ、これが昨日読んだ『天涯図書館』に書いてあったことだなと、むなしい、空っぽのような気分になった。
超長期的には本の価格が上昇していくのは、ファストフードのような栄養の無い本が増えていくからだという仮説を立て、自分はこれをある程度自分なりに立証は不可能だとしても、納得のできるくらい材料を集めてみたいと思った。
(こういう計画は往々にして未完に終わる。未完はまだ良いほうで、未着手のままの場合も十分にある)
・・・
テレビでシオランの本がCMに流れてきたらもう少し頑張ってみようと思う気になるが、そういうのは妄想で楽しむくらいでいいやという気分である。
今日は残業の疲れが取れなかったのか、ドトールで完全に意識を失った。
そのあとも全く本の内容が頭に入らず、これはまいったと思った。
本の内容が頭に入らないのでやむを得ず今日の日記をただ書いているだけである。
ネタがあるくらいならまだマシかもしれない。
何も書かないよりかは何かを書く方を自分は選びたい。
とりあえず今日はもう寝たい。