ジャック・ロンドン『マーティン・イーデン』白水社(2022)
ジョルジュ・バタイユ『内的体験』平凡社ライブラリー(1998)
森本あんり『魂の教育』岩波書店(2024)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
■株式会社岩波書店
公式HP:https://www.iwanami.co.jp/
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Iwanamishoten?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho
■株式会社平凡社
公式HP:https://www.heibonsha.co.jp/
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/heibonshatoday?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
■株式会社白水社
公式HP:https://www.hakusuisha.co.jp/
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/hakusuisha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――—-
『内的体験』
メモ
“人間の目的地まで行くためには、ある点で、運命を甘受するのではなくて、運命を力ずくで作り上げる必要がある。” p102
・・・
『魂の教育』
だがとりわけ熱心に読んでも、実際の議場でそれを適切に運用できなければ意味がない。特に、賛否が伯仲して議場が緊迫するなかで、その規則をどのように適用するかを迅速に判断することは難しい。だから本の知識ではなく肌感覚でそれを「体得」していることは、とても大事なのである。ボナエ・リテラエは、よい本を読むだけでは終わらない。頭から身体へと知が「受肉」しなければならないのである。” p128-129
・・・
日記
カフェインが足りなかったのか、またスタバで20分くらい意識が吹っ飛んでしまった。
読書が進まないわ、周囲の客が滅茶苦茶にうるさいわで参ってしまった。
そして帰り道は若者が広い道幅の通路を6,7人くらいで完全に塞いでいた。
(強行突破で肩がぶつかってでもそこを通過せざるを得なかった)
金曜日の夜は何故こうも若者があふれ出てくるのであろうか。
自分もギリギリまだ若者の部類に入るのかもしれないが、さすがに引いてしまった。
動物園という比喩は人間に当てはめる場合、それは「無秩序」を意味する。
しかしながら、野生の動物に「動物園」と言葉を与えるとき、そこに現われるのは「秩序」である。
この対比に失笑することで夜のストレスを回収せざるを得ない自分の幼児性を反省しながらも、やはり「自己家畜化」という、地味に広がりつつある述語に対する嫌悪感を覚える一日であった。
人間は自己家畜化などしていない。あのスタバの無秩序をどう説明すればいいのだ。
自己家畜化という言葉はやはりピーター・シンガー『動物の解放』を読んでから使わないといけない。
世間知らずの、社会でたいした実務経験のない学者の述語には警戒せよ。
(結局、このイライラは消え去らない。しかし日記なのでなるべくありのままの自分を書き残しておきたい)