ツヴェタン・トドロフ『われわれと他者 〈新装版〉: フランス思想における他者像』法政大学出版局(2015)
ジャック・ロンドン『マーティン・イーデン』白水社(2022)
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日記
『マーティン・イーデン』の最終章は1ページ1ページ、めくっていくのがもったいない、もっとこの瞬間を
じっくり楽しみたいという気にさせられる。
不条理と逆説がこの本に詰まっている。
ハードカバーのものを3年前くらいに読んだが、この本をきっかけに逆説というものを考えるようになったのかもしれない。今はさすがに忘れてしまったが、この本からどれだけ世の中が逆説に満ちているのかを感じとったことはなんとなく覚えている。
仕事ではちょっとした残業が続ているので仕事のあとのドトールでまた居眠りが始まってしまった。
こんなときにトドロフの本は読めないと思い、いったん帰宅。
今日はモンテーニュ、普遍性、慣習の話を読んだ。
人間は慣習からつくられているという、構造主義のような発想の話ではあるが、文化ごと、時代ごとに真裡が揺らいでいくならば、なぜプラトンの本は絶えず評価され続けるのだろうか。
それはつまり、構造主義にも説明しきれないことがあることの証ではないだろうか。