松田浩道『リベラルアーツの法学: 自由のための技法を学ぶ』東京大学出版会(2022)
立岩真也『人間の条件』新曜社(2018)
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日記
仕事柄、なんでもかんでも「暴力」になってしまう(あるいはハラスメント)のではないかと思う日々である。
なんらかの発言がトリガーとなり、誰かを傷つけることで当事者から「暴力」の判定を受ける。現場ではよくある話だ。
この場合、正当防衛とは何を意味するだろうか。
なんでもかんでもハラスメントとされてしまう恐れがあり、こちらも「正当防衛」を用意しなければならない。
そんなふうに複雑な社会になっている。
正直なところ、言葉の問題は相当気を張っている。
そして、結果的に息苦しさを覚えている自分がいる。
満員電車はいろいろな意味で息苦しい。
今日は外が寒いわりには車内の湿気と温度が高くカオスな状況であった。
息苦しい。
社会が息苦しい。車内が息苦しい。
「人間の条件」なんてものにこだわるとますます息苦しくなるのではないか。
そういう意味では立岩真也の「人間の条件、そんなものはない」というタイトルの言葉にはある意味この息苦しさから抜け出すヒントがあるのかもしれない。