新藤雄介『読書装置と知のメディア史: 近代の書物をめぐる実践』人文書院(2024)
ロベルト・ボラーニョ『野生の探偵たち 上』白水社(2010)
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日記
『野生の探偵たち 上』
日記形式で物語が進んでいる。読書をしたり執筆したりの日々で、時には語り合い、時には執筆が捗らなかったりと、気持ちが分かるエピソードが時々あらわれてくる。
しばらく電車のお供になりそうである。
今年中に読み終えたらいいなという。
・・・
『読書装置と知のメディア史: 近代の書物をめぐる実践』
マルクス『資本論』とピケティ『21世紀の資本』は、それを最後まで読んだ人が少ないわりにはその内容が広範囲の人に知れ渡っているという、逆説的な本である。
20世紀前半、東大助教授でさえも『資本論』は難解でよく分からないというありさまだったという。
それが現代ではなぜか、ああだこうだとマルクスを完全に理解している風に語る本が多いように思える。
この昭和初期とのギャップはなんなのか。
欺瞞なのか。読者層の進歩なのか。
この本のつづきを読んでいろいろと見極めたい。
今日は久々の長い残業でほとんど読めない一日であった。