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新・読書日記269(読書日記1609)

  

ロマン・ロラン『ベートヴェンの生涯』岩波文庫(1965)

■株式会社岩波書店

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日記

今日は非常に順序だった夢を見た。

飲み会で久しぶりにAさんと会い、意気投合。

飲み会が終わった後、Aさんととある目的地に向かいたいため、Aさんと、プラス同僚のBさんたちと車にのった。

ところが運転を担当した同僚のBさんは、非常にせまい道を徐行でゆったり運転していたが人にかすってしまった。

そのあとに上の人間がかすってしまった人に謝罪をする。

謝罪が終わった後、もう車で行くことができなくなったので電車でいこう、というところまでかなり順序だっていた。

  

あらゆる物事は相対的で、この夢も一瞬の時間だったのかもしれないが、体感として少なくとも15分くらいの長さを感じた。

この夢が客観的には(科学的には)3分ほどの出来事だったとすれば、5倍の長さを実感では感じていたことになる。

つまり、1秒が5秒になったということである。

実際、いまの宇宙ができてから130億年以上の時間が経っているらしいが、あらゆる物事が相対的であれば、ある物質にとっては一瞬なのかもしれない。

そう考えると、一瞬で進むはずの歴史が人間という存在の形式によってゆるやかに進まされていると思わずにはいられない。

なんだか不思議な気分に包まれた一日であった。

ベートーヴェンは精神を文学にではなく音楽に捧げたが、時間に対する考え、感性が対象(芸術作品)に向かうとき、永遠を志向するということは、つまり相対的な時間間隔を無限に延ばすということなのではないか。

芸術とははかない夢を永遠に存在させ続けること、こういう思いがあるのではないか。

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