■株式会社白水社
公式HP:https://www.hakusuisha.co.jp/
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/hakusuisha?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
■株式会社 みすず書房
公式HP:https://www.msz.co.jp/info/about/#c14087
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/misuzu_shobo?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
■株式会社筑摩書房
公式HP:https://www.chikumashobo.co.jp/
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/ChikumaShinsho?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日記
『人名の特別を言わず/言う』
メモ
(マイケル・ポーランの主張)
いったい運動家にどうやって動物の望みがわかるというんだ?動物のために語るのは、単に恩着せがましく温情主義的なパラダイムを強化するだけだ。” P77
77項から先を少しずつ読んだ。
活動家の根底には「苦痛は避けられるべきだ」という価値が存在すると書かれていた。
これは間違いはないと自分でも思った。『動物の解放』の内容の大半は、家畜化された動物の悲鳴や逃走に関する記述が溢れている。この記述は「苦痛は避けられるべきだ」という価値を事実ベースで伝えるためにあると考えられる。(哲学的には事実から価値を導きだすというのは不可能だというヒュームの法則があるが、今回はそれに触れない)
この考え方を拡張すると「世界全体の苦痛が避けられるべきだ=世界全体の生物の苦痛の総量は減るべきだ」という功利主義になる。だからピーター・シンガーと功利主義は相性がよいというのは2024年、自分が学んだことのひとつであった。
この考え方に欠陥はあるか?自分はあるようにみえた。つづきを少しずつ読み進めた。
活動家は言う。「人間には理性があるから、動物に気を使うのは当然です」と。
しかし、これは哲学的に突き詰めるとトートロジーに陥っているように自分には思えた。
「人間には理性があるから」という発言は、「動物には理性がない」と言っていることに近い、あるいは等しい。
等しくはないにせよ、「人間は動物よりも理性は幾分かある」は確実である。
これが立岩さんがいう「非人間中心主義的人間中心主義」の核心なんだと自分は今日わかった。
・・・
『韓国、男子』
本書ではOECDによると女性のほうが男性よりもあらゆる科目の平均点が高いと書いてあった。
『男女平等は男女を幸福にしない』では、OECDによると数学では男子がやや有利、読解力では女子が有利、と書かれている。また、数学オリンピックの試験有資格者は男子のほうが圧倒的に多いと書かれていた。
わざわざOECDの調査をこちらで調べてどっちが正しいことを書いているのか明らかにしようとは思わないが、平均値が高いから「優秀」なのか、最高点が高いほうが「優秀」なのか。そういう話をしているように自分には思えた。また。これは事実ではなく価値の話なので、これまた哲学的には決定不可能のように自分には思えた。取るに足らない話題。
・・・
『希望の原理』
“本質とは既存性のことではなく、逆に世界の本質はみずから最前線に横たわっているのである。” P41