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新・読書日記295(読書日記1635)

   

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日記

ChatGPTがかなり精度を上げているらしい。去年、職場で仕事に使っている人がいたが、自分はChatGPTをそこまで重要視していなかった。

しかし今は加速度を上げてどんどん制度を上げてきていると聞いた。ただ、さすがに高度なサービスは有料ということであった。

自分も試しに功利主義とカント主義の対立についてChatGPTに聞いてみた。AIはカント主義を支持した。ほほう。これは面白いなと思った。カントは動物について、それは人間の目的にしかならないといったことを言ったそうであるが、解釈は幅があるらしい。しかしChatGPTはどこまで正しいのか、素人は判断が難しい。

あまり過度に使用せず、程よい距離を保ちながらしばらく付き合ってみようと思う。

  

・・・

夕方以降は『人間を見つめて』と『ソクラテスからSNS』を読んだ。

前者は脳の二重構造について書かれていて、その話が印象的であった。

前頭葉はわりと最近に発達したということで、前頭葉がやられてしまうと原始的な人間の本能しか残らないらしい。別言すれば、前頭葉は理性、論理性などをつかさどる。本書では、前頭葉に腫瘍ができた人の行動がおかしくなったと書かれている。

前頭葉は進化の過程で生まれるべくして生まれたのか。なぜ人間にだけ理性が備わったのか。

『生命 科学の忘れもの』によると、ダーウィンの理論だけでは説明しきれないことがあるらしい。深いなと常々思う。

  

・・・

『ソクラテスからSNS』は80ページ弱まで読めただろうか。イスラム教とキリスト教の話が中心で、権力と言論のバランスについていろいろと書かれていた。

イスラム教も神への冒涜によって処刑されるといった歴史を持つ。イスラム以外は信じるべからず。

ゆえにその教義に反撥すると異端とみなされ迫害の対象となる。現代でもそういった思想はエジプトなどで続いていると書かれていた。

   

極端な宗教から何故ミルのような自由な思想が生まれたのか。何故啓蒙主義が生まれたのか。

改めて考えるとさっぱり分からない。小室直樹は、資本主義について、それは金儲けの絶対的な禁止によって逆説的に生まれたと書いていた。

小室直樹の言っていたことを思い出しながらちまちまと読んでみようと思う。

つづく

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