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日記
『「憧れ」の思想』を読み終わったので、一層、文学作品を読みたい気持ちになった。
H・G・ウェルズの『ポリー氏の人生』を地道に読みつつ、そのほか気になった本にいくつか手を出してみた。
この一週間、休職期間並みの読書時間を確保できている。むしろ飽和状態にあるくらいで、人生、一週間くらい集中的に本を読む期間を年に一度くらいはあったほうが良いと思うに至る。
グスタフ・ルネ・ホッケは松岡正剛⇒高山宏というルートで知った。高山宏という人物は化け物みたいな存在で、執行草舟氏に劣らないくらいにとんでもない量の本を読み込んでいる。その人高山宏という大物が畏敬の念を抱くホッケの本を読みたいと思うのは自然な流れかと思われる。
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『ヨーロッパの日記 上』
メモ
(ルソーとホフマンについて)
“『告白録』はヨーロッパの傑出した日記作者たちにほとんど例外なく影響を及ぼしている。たとえばE・T・A・ホフマンもそのひとりだ。彼は一七八二年に出版されたこの破天荒な作品を少なくとも三十回は読んだと日記に書き記している。” P25-26
ヘラクレイトス「性格は人間の運命なり」
マルクス・アウレリウス「思索とは魂の自己自身との対話である」
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『思索日記 Ⅱ』
“詩人は嘘つきだといつも非難される。それは実際、全く無理のないことである。(思想が期待される哲学者にではなく)詩人にこそ、われわれは真理を期待するからである。まず満たされそうもない要求に対してはーーーどうして嘘をつかずにおかれようか。” P26
“行為と製作との違いは何よりも、製作においてしか作者(Autor)たりえないということのうちにある。製作には暴力がつきものであって、それは行為に権力がつきものであるのと同様である。(・・・)目的をめざして行為しようとするとたちまち、もう行為ではなくなって、何らかの形の暴力が必要になる。” P27
立岩真也さんは、製作したものがその製作者に所有権が無条件に与えられることを疑問に思って文章にまとめた数少ない人物の一人であった。
このアーレントの文章は問題意識がどことなく重なっているように感じたのと、なんとなく書き写そうと思ったのでメモに残した。
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『生きる勇気』
“このような状況は、トマス・アクィナスにおける有機の教説のなかに、古典的に表現されている。トマスは、勇気の二重の意味を認めており、それを論じている。勇気とは、最高善の達成を妨げる一切のものを克服するところの精神的力(strength of mind, Geistesstärke)である。” P19
“完全な勇気とは、トマスによれば、神の霊の賜物である。” P21
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勇気という概念の哲学的意味は歴史的に様々な解釈が存在し、それは知性と意志の二つの概念がどちらが優位にあるかによって意味が変わるのだという。プラトン『ラケス』に徳のことが書かれているみたいであるが、ラケスの内容はさっぱり忘れてしまっていることを実感。
やはり日記に残さないと頭から抜けてしまう。
ホッケの本を読みながら日記の意味などを考えてみたい。
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『ソクラテスからSNS』
メモ
ストライサンド効果・・・批判することで宣伝効果を生んでしまうこと
つづく