ラボ読書梟

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新・読書日記328(読書日記1668)

本を読むこと、そして書き残すこと――それを読書ブログとして続けているのが「読書梟」です。
   

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日記

今日も不可避の残業を乗り越え、帰りは少し本を読み、一日を終えてしまうことになる。

Amazonで注文した『幸福論 第二部』も届いていなかった。

しばらく眠られぬ夜のためにを読んでみようと思う。

電車のなかでインパクトのある文に出会う。

エゴイズムに関するヒルティの箴言をここに記録しておきたい。

  

“この世には、愛はほんのわずかで、エゴイズムばかりが多すぎる、だからわれわれはこのあわれむべき人間を見すてて、彼らを軽蔑したいのだ、とペシミストは言う。この言葉の前半は正しいが、結論はそうではない。少なくともわれわれは、だからこそ、世の中にできるだけ愛をふやし、エゴイズムを減らしたいのである。しかし、次のことばは絶対に確信してもらいたい。すなわち、もしあなたが、なにものにもまして神を愛し、またすべての被造物を自明のこととしてやさしく愛するような、これまでと別の心が与えられないならば、あなたが宗教やヒューマニズムや人間愛について語ることはすべて空しいお喋りにすぎない。” P65-66

  

読書ブログを通じて浮かび上がる小さな思索の断片を、これからも綴っていきたいと思います。

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