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新・読書日記337(読書日記1677)

   

■株式会社以文社

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■株式会社青土社

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■株式会社光文社

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■株式会社現代思潮新社

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■株式会社岩波書店

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日記

『見て読んで書いて、死ぬ』、『ジャン・ジュネ』、『サブ・ローザ』。

普段読まないような本を午後はメインに読んでみたが、どれも難解で日曜日に読むべきではなかったと思ってしまった。]

ただ、『サブ・ローザ』はまた読みたいと思う。「書物不良講義」と書いてある通り、併合をよしとしない不良性が、自分のなかの不良性と共鳴する。

持ち運んでしまった以上、なんとか目に通してみたが、気がつけば意識が飛んでいた。

気晴らしにブックオフへ。まわってもまわっても気になる本がない。

仕方がなく有隣堂へ。こちらもまわってもまわっても気になる本がない。挙句の果てにおじさんに絡まれた。

自分で調べてくれよと思ったが、即答でやり過ごした。

最近、これだ、と思う本が減ってきたように思う。ツイッターのスペースでそれに共感してくれた人がいたが、まだまだ読み足りていない中で何故かこれ以上ひとつの物事を突き詰めてみようと思う気概のようなものが湧いてこない。

諦めもあるかもしれない。

ある程度限界が見えてしまったから考えるのをやめている。それでいいのかと思いつつ。

限界とはすなわち思考停止で、やはりなんか違う気もしてくる。

ただ高山宏さんも書いていたが、仕事仕事の毎日では読む時間も限られてくるものである。

  

・・・

『幸福論 第二部』ヒルティ

メモ

くだらない ≒ 見下ろす ≒ 傲慢

傲慢さの反応としての軽蔑

  

“たとえば度はずれの芸術心酔も、たいてい無神論の結果である。超感覚的なものを知らない者にとっては、人間の手になった美しい作品が最高のものである。そういう熱狂のために、一つの民族が徐々にほろびることもある。” p166

  

“享楽欲はつねに教養の欠けているしるしである。真の教養だけが、享楽から人をまもることができる。” p167

  

“しゃれた家に住みながら、わずか1ダースばかりの本を、読みもせずに、きれいな本棚に並べているのを見たら、あなたはその家の住人全部を、安んじて無教養だと考えてよい。さらにその本が、世間によくあるように、ただ小説ばかりだという場合には、特にそうである。” p167

  

『永遠の三島由紀夫』(画像貼り忘れ)

“(・・・)この『シジフォスの神話』というのは、不幸によって生み出される、真の人間的人間の抱く幸福感とは何かという問題提起で、『聖セバスチャンの殉教』『朱雀家の滅亡』と共通する親和力を私は感じていたのです。” p73

  

『花のノートルダム』

(英国詩人ポープ)

“「人間に関わることがらはすべてあまりに空しく、それ自体で存在するものを除いて、存在しないものより美しいものはない」” p159

  

・・・

日記2

「哲学的」という言葉が安易に使われているように感じた。

どうせ「深く考えている様」だとか「答えのないような」とか、そんなニュアンスだろう。

この安易な使い方がそもそもからして、哲学の誤読へと、現代思想の倒錯へと導かれている背景の投影であるように思えた。

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