■株式会社経営科学出版
公式HP:https://www.keieikagakupub.com/
公式X:不明
■株式会社 みすず書房
公式HP:https://www.msz.co.jp/info/about/#c14087
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/misuzu_shobo?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
■株式会社未來社
公式HP:http://www.miraisha.co.jp/np/index.html
公式X:https://x.com/miraishajp?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
■株式会社岩波書店
公式HP:https://www.iwanami.co.jp/
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Iwanamishoten?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho
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日記
重たい本を毎日えっさほいさと持ち歩いているので握力と腕力がついてきたような実感がある。
重たい本を抱えながら毎日階段をえっさほいさとのぼる。のぼるのぼる、ひたすらのぼる。最近は脚に筋肉がついてきた実感がある。電子書籍に頼るとこれができなくなる。さあ、貴方はどっち。
久しぶりに自由が丘のブックオフに行った。ルソー『告白』が置いてあった。汚れがそこまでひどくなかったので読むことにした。ルソー『告白』がしばらく重版しない理由を自分なりに日々考えてるが分からない。ルソーが嘘つきということが知れ渡ってしまったからなのか。なぜ『エミール』や『社会契約論』のほうはいつも置いてあるのに『告白』はないのだろう。図書館にも置いていなかった。
とりあえず、ルソーは嘘つきという前提で(女性に対する扱いが劣悪だったということが執行草舟氏の本に書いてあった)『告白』を読むことにした。「私ほど虚栄心の少ない人はいない」といったことが書かれていた。最初からなかなかルソー節がきいているではないか!面白い本だと思った。
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『遠読』
頑張って100ページくらい読んだが、この本の意図、目的、問題意識がいまいち読み手に伝わらない。売ってしまおうかと思ってしまった。定量的に何を解き明かそうとしているのか100ページ読んでも分からない。わからないほうが良いのかもしれない。ネガティブ・ケイパビリティの精神でいこうじゃないか。
メモ
“分極化・・・・・・。ジェイムズ・ジョイスとフランツ・カフカ。二十世紀小説の二人の偉大な革新者。これはーーー小説革命の時代のようにーーー二人がおなじ一般的な方向を進んでいたことを意味するのだろうか?そうではあるまい。相知ることのなかった二人は、事実、おなじ月に偉大な傑作を書きはじめている。しかし、『ユリシーズ』がポリフォニーという騒がしい自由を選んだのに対し、『審判』が語るのは秘せられたひとつの声しか持たない法律の物語だ。一方では、「意識の流れ」という何にでも触手をのばす多幸症。他方では、聖書解釈という、濡れ紙をはがすような細心さ。一方では複数の様式が全体であらわすイロニー、他方では法廷の神的・政治的空間・・・・・・。さらに小説から詩へと目を転じれば、ともに一九二二年に出版されたエリオットの『荒地』とリルケの『ドゥイノの悲歌』に、おなじ構図が反復されている。” P39
➡アドルノ「妥協なき首尾一貫性」
“マックス・ヴェーバーはこう書いたーーー「諸科学の研究領域を定義するのは、「事物」が「実際に」どう連関しているかではなく、もろもろの問題が概念の上でどう連関するかである。新しい問題が新しい方法によって追求される場合こそ、新しい「科学」はあらわれるのだ」。大事なのはこうだ。つまり、世界文学は対象ではなく、問題なのだ。” P69
『保守の英雄たち』
メモ
“急進主義者は人間社会をいわば幾何学に単純化して、そして過度な単純化という犠牲を払ってたどりついた自分の明晰さにみずから感激して、さっそくその幼稚な知識を実地に応用するのに熱狂する。” P28-29
“進歩主義者とは、このせっかくの資産を食いつぶすというよりもむしろ負債とみなし、できるだけ速くできるだけ大きくそれを破壊したり投棄したりすることに喜びを感じる精神の病のことだといって過言でない。” P27
(バーク)
“「道徳なき権力は専制であり、宗教なき道徳は不安定である」” P31-32
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『幻視のなかの政治』
(ロマン・ロラン)
“手段は本当の進歩にとって目的よりさらに重要である・・・・・・それゆえ私は、革命に際してはおそらく平時より以上にさまざまの精神的価値を擁護することが肝要である、と見なすのです。” P53
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シュールなことが好きなのでアンドレ・ブルトン『虎紳士』も読んでみたが、さっぱり分からなくて感想すら書けなかった。
つづく