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新・読書日記438(読書日記1778)

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日記

今日は10時間半ほど寝たのでエネルギーを保ったままこの時間を迎えることができた。睡眠の力、休息の力は途轍もない。この力を削れば削るほど、生きる力が削られていく。そう感じた一日であった。『転落』は電車の中でしか読めていないので、残りわずかのところでストップ。明日は休日なので一気に読もうと思う。カントのほうは、比較しようとする人間の心理には、他人が自分より劣っていることで幸、他人が自分より優っていることで不幸になるという思惑が隠されていることについて書かれているが、さすがカント、内省を極限にまで繰り返し行った人間は分かっている。人と比べようとする時点で既にエゴイズムの兆候が出ている。自己評価が常に他人に依存するので、他人なしには自己の評価が成立しない。軸すらない。その人格の卑俗さたるや。しかし、だからといって人と比べること自体は人間の性なので止めることはできない。だからこそ定言命法の出番なのである。中庸。すべてはバランス。比べることをしたあとには比べないことの意味について考えてみる。失敗したときは成功することの意味を考える。物事は常に円の中心で展開される。重力も然り。奥が深い。

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