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ヴァージニア・ウルフ『三ギニー』読了+新・読書日記444(読書日記1784)

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感想・日記

まとまって本が読めないことに激しく苛立っている。苛立っていることを敢えて書いて冷静にならなければならない、と感じるほどに苛立っている。恥ずかしながら、これは事実だ。せわしないオフィス、せわしない改札口、せわしない駅前広場、せわしない階段。ハッキリ言って、反吐がでるほどにうんざりしている。こんなことでうんざりする自分にすらうんざりしている。帰りに本屋へ寄り、この時間までひたすら本を読み続けた。書物復権が並んでいた。ルソーの本が少し気になったが、高いと思い、中古のほうが安いだろうと思って調べてみたら中古のほうがさらに高かった。まさに待望の復権。『三ギニー』は『アンティゴネー』と密接な関係にある。ウルフはアンティゴネー以降、2000年も経っても社会構造が同じことに、怒りを超えて逆に冷静になっていた。「新しい方法を創造しなければなりません」という言葉は、ウルフに手紙を書いた相手にどのように響いたのだろうか。解説はだるいので読むのをやめた。逆に今、社会構造が変遷を物語るようになってきた。なぜ2000年でようやく人類は気づき始めたのか。この問いを大学の時、映画『ピアノレッスン』を観て課題として考えたことがある。10年経った今、あのころとは違った視点で物事を考えることが出来ている。答えは出ない。答えは出ないが、何かが変わり始めている。法なのか。否。宮台真司教授は、法だけでは新しい社会構造が維持されないといったことを書いていた。まずはアンティゴネーを読もう。

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