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日記
『わからないまま考える』について。この本はいろいろな哲学者の考えや概念、思想について山内氏がいろいろと語るエッセイのような構成になっている。自分が好きなチャールズ・テイラー『世俗の時代』について語ったり、バーナード・ウィリアムズの運と倫理に関する考察(?)も随所にみられる。うーん、そういうところは魅力的なのだけれども(彼らについて語る日本人は少ない)、ちょっと何言っているかさっぱり分からない。
“普遍的なのは、数多くの個別的なものを抽象化して得られる希薄化したリアリティの残滓ではない。普遍的な共同体意識が狭い地域性を持つように至る経緯が重要になってくる。テイラーは、個体性と普遍性の間でその程度において伸縮する概念としてのフィギュアに注目する。P159
“文学や物語のない人生は操り人形として生きることでしかない。” P165
この159ページから165までのこの引用文までのつながりがさっぱり分からなかった。
「〇〇はであると考える」「〇〇によれば・・・」どうでもいい。あんたの言葉を語りなさいよ。
・・・
今日はメルカリで珍し4冊売れた。昨日と併せれば6冊。この波、たまにうねりをあげるのでこちらとしても頑張って梱包をしてみようという気にさせられる。相変わらず電車で本を読む人は少ない。今は本を読む人よりも外で走る人のほうが多い。自分は走る人があまり好きではない。石原慎太郎は30歳を超えると走りたくなると書いていたが、自分は全くそんな気になれない。かといって、三島由紀夫のように筋肉をつけてやろうとも思えない。ただひたすら伝記や小説を読んでいたい6月の初旬。オフィスの定期的な席替えは心を多少軽くしてくれる。