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新・読書日記464(読書日記1804)

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日記

読書の夏がいよいよ始まったなとしみじみ思う。つまりカビとの闘いである。虫との闘いである。本は大事にしないとあっという間に老けてしまう。しわができてしまう。汚れてしまう。だが待てよと。本を大事にすることはそんなことなのか?売るためにただ綺麗にしておくだけじゃないか?そういう声が聞こえる。実際そのとおりである。本は売るために常に綺麗にしなければならない。見栄えをよくしなければならない。人間は?売るためには小綺麗でいなければならない。清潔感がなければならない。汚れた服を着てはならない。売るためにただ綺麗にしておくだけじゃないか?そういう声が聞こえる。実際そのとおりである。

   

メモ

『書物』

“(・・・)深い学殖を有しながら、生前一冊の著書を公にしようとせずに終る人もある。そこに現在の出版機構の欠陥の存するものがあろう。そうした意味から出版業界以外に、営利を度外視して、ただ良書を世に送り出すことを目的とする出版団体が生れねばなるまい。” P40

“(・・・)出版界を向上せしめるためには、一方に厳正な書評を盛にせしめなくてはなるまいと思って居る。” P47

『日本の美学』

”(・・・)漢文のおかげで日本はアジアで唯一、中国文明に吞み込まれないで済んだのです。実はこれと同じやり方で、明治時代には英語も取り入れたのです。” P62

会話を捨て、読むことと書くことに専念したことによって西洋人の精神を吸収することが可能となった。

  

(転職の話が聞こえて来たのでメモをとる)

婚活も就活も条件が先行するからミスマッチが起きるのではないか。ミスマッチは社会的排気ガス。欲望を燃やしても大した効果は生れない。

  

『書物』

“要するに書物についても、己の心から要求する書物を求めて、それを読むことに依って己を養って行うとすべきである。” P86

  

ブックオフでうろうろした。渡部昇一の本が気になった。「もっと貪欲でいい」と書いてあった。ここが執行さんと違う。渡部昇一は、、、、どことなく二流の匂いが漂っている。芸術コーナー。ブックオフに芸術を期待してはならない。と書いたら失礼なので、逆に凄いところを書いてみる。ブックオフのD店は文学と哲学のラインナップがえげつない。新刊書店はマクドナルドのようにどこへ行っても同じものばかり売っているが、古本屋はどこもオリジナリティがある。このD点は高いレベルのセレンディピティを私に与えてくれる。私はアフォードされている。

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