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■株式会社中央公論新社
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日記
出版社は本をどういう考えのもと送り出すか、そこは読者の想像力と読解力に委ねられる。『精神の生態学へ』もまた同様に。この本は統合失調症の患者のいる閉鎖病棟での実務経験から、精神医学への関心から、臨床心理学への関心という主に三つの過去のある自分が、そんな過去を持つ者だから必然的に『デカルトからベイトソンへ』という本に向かわせられ、その後読むに至った本である。この本をどういう気持ちで編集者は世に送り出したのだろうか。これはなかなか難しい問いである。出版社は一応、あとがきや解説の担当者に語らせてはいるが、実のところ不明。「スキゾ」という言葉、概念は思想家たちにもてはやされ侮辱され曲解を生まされいったんあれやこれや論じてどんな成果が出たのか、何か生産的な活動が行われたのか、全く意味不明なままこのベイトソンの本をみつめる自分。統合失調症は生理学上のモデルによって、精神医学上のモデルによって還元され、理解され、解明され、ダブル・バインドという言葉はただの批評家の道具となり果てた。自分はこの本を読んで何をしたらいいのかを最後に考えた。それを少しずつ発表し、公開し、昇華させたい。カール・シュミットの本もまたなかなかに読みごたえがあり、理解できたようでできていない。電車の中なのでメモはできない。自然、記憶から抜け始める。なにかが無くなって初めてその存在のありがたみにきがつく。れ外状態になって初めて社会の仕組みがみえてくる。それはわかるし良い考えだ。しかし、その後の解説が難しい。このような類の本はたいてい100ページ前後になってくると頭のなかで整理が難しくなってくる。ふう。とりあえず地道に読むしかない。『恋愛の方程式って東大入試よりムズい』について。ブックオフで300円くらいだったので買ってみた。がしかし。言いたいことは分かる。恋は人を狂わせる。覚悟せよ。それは分かる。ただ、やはりこのような本は読みごたえが無い。自分はもうこの手の本は楽しんで読めないと感じた。