新・読書日記515(読書日記1855)
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日記
逆説に関する本を書きたいと以前から思っていたが、先に出てしまった。
本のタイトルは目標という幻想ということであるが、見た瞬間に分かった、これは目標を捨てることで逆説的に目標へと近づく(=遠回りは近道)ということなのだと。
この本はさすがに気になったので読んでみた。
メモ
“そもそも私たちを取り巻く、目標に偏重した社会は不自然なのだ。遊びに出かける前に目標を設定する子どもがどれほどいるというのか?偉大な科学者が大発見をする「前に」、実際に仮説を立てていた例がどれほどあるというのか?” P55
“(・・・)目標とは私たちの社会を支える柱である一方で、私たちの可能性を閉じこめている檻であるともいえる。” P56
(D・H・ロレンス)
“「愛を探し求める者は、自分に愛がないことを示すだけだ。愛のない者はけっして愛を見つけることができない。愛する者だけが愛を見つけるのだ。愛する者は、愛を探す必要などない[24]」。” P68
・・・
自分は読書日記を2000回書くために書いているわけではなく、X(旧ツイッター)も別にフォロワーが欲しくてやっているわけではない。メルカリも遊ぶ金欲しさに不要なものを売っているわけでもない。(メルカリは読んだ本、積んだままで絶対もう読まないであろう本、あるいは読まないかもしれない本、欲しいけど予算がないから優先順位的にやむを得ず手放す本などを出品している)
コロナ禍以降、いくらでもナルシシズムの塊のようなツイッターのアカウントを見てきた。そしてほとんどは消えた、あるいはまったく見かけなくなった。もしかしたら続けているかもしれない。
絡まれたので記憶に残っているアカウントを自分は3つ覚えているが、3つとも1年程度で更新が止まっている。
なぜ消えたのか。何らかの欲望、浅はかな目標、目的があったのだろう。
無目的の合目的性(イマヌエル・カント)こそが最強の生き方だということを自分は彼らに示したい。
もちろん声は届かないのだけれども。
つづく
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