新・読書日記533(読書日記1873)
■株式会社講談社
公式HP:https://www.kodansha.co.jp/
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/KODANSHA_JP?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
■株式会社朝日出版社
公式HP:https://www.asahipress.com/
公式X(旧 Twitter ):https://x.com/asahipress_com?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
■株式会社 みすず書房
公式HP:https://www.msz.co.jp/info/about/#c14087
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/misuzu_shobo?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
■株式会社岩波書店
公式HP:https://www.iwanami.co.jp/
公式X(旧 Twitter):https://twitter.com/Iwanamishoten?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eautho
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
日記
繁忙期で気が滅入る。いくら寝ても昼下がりは眠い。本格的に昼寝を導入しないと生産性が落ちる気がしている。
『マッチングアプリ症候群』について。自分はこの本を社会の縮図を把握するためにも読んでいる節がある。40代を超えてずっと独り身だと余暇の過ごし方がルーティン化され、それを壊すのが怖くなると書いてあった。何たる醜態。岡本太郎ならぶちギレるだろう。むしろ自分のリズムを壊してからどのように変化していくのか、その過程を楽しむべきだろう。それができないということは思考の硬直化、人間性の硬直化、精神の石化としか言いようがない。
『自由への道(三)』について。戦争が差し迫っている。サルトルの自伝として読むのであればこの本は1930年代後半頃とみなせるので、もろに第二次世界大戦がはじまる時期である。
戦争と文学は相性がいいといったら批判がさく裂するかもしれないが、戦争のような極限状態にこそ真の人間の姿が現れるというものだ。『夜と霧』の物語のはかなさを想起させられる。
ユダヤについて。ユダヤ人ほど迫害されつづけ、なおも粘り強く生き続けている民族はいないだろう。ユダヤ人から学ぶべきことはあまたある。サルトルの本からも多少のユダヤに関する事情が読み取れる。
しつこさ、粘り強さ、根気強さ。現代人にこそ必要な構えではないのだろうか。スマホみてピコピコ、ピタピタ、ポチポチやっている場合じゃないだろうと自分は通勤中よく思う。
『数値と客観性』はさすがに通勤中は2ページくらいしか読めなかった。帰宅後『全体性と無限』を少しだけ読む。
わからなくても読む。絶対に大事。わからない本を無用な本だと決めけてかかるのは先人に対する侮辱に等しいとしみじみ思う。
つづく
コメントを送信