×

読書ブログ|内面の切実さをめぐる読書

この読書ブログ「読書梟」では、日々の読書を通じて考えたことを記録しています。

読書とは、知識を増やす営みであると同時に、
ときに「内面の切実さ」と正面から向き合う営みでもある。
その切実さは、論理の筋道よりも強く、
心の奥に重さを刻む。


内面の切実さとは何か

  • 感情の突き上げ
    ― 喜びや悲しみが一瞬であふれ出す読書の瞬間。
  • 倫理的要請
    ― 「どう生きるか」という問いが強制されるように迫ってくる。
  • 孤独と共鳴
    ― 誰にも代わってもらえない心の痛みが、他者の言葉と響き合うとき。

読書日記アプローチとの接点

読書日記アプローチは「形式にならない誠意」を重んじる。
それはつまり、内面の切実さを形式に閉じ込めず、
読書の記録にそのまま滲ませることだ。

  • 要約よりも、震えた瞬間を残す。
  • 批評よりも、切実さの温度を示す。
  • 読書と自己の境界を揺るがす。

梟コメント

切実さは「文学的ユーモア」と対極にあるようで、
実は表裏一体である。

ユーモアが余白を与えるなら、
切実さは余白を埋める濃度を与える。

その両方があってこそ、読書は単なる遊戯ではなく、
人生を支える深みとなるのだ。


結び

内面の切実さをめぐる読書は、
一冊一冊を「私の物語」として受け取ることに近い。

それは孤独を深めるようでいて、
同時に、他者との見えない絆を育てる営みでもある。


📚 読書ブログシリーズ全目次はこちら

読書ブログを通じて浮かび上がる小さな思索の断片を、これからも綴っていきたいと思います。

平成生まれです。障がい者福祉関係で仕事をしながら読書を毎日しています。コメントやお問い合わせなど、お気軽にどうぞ。

コメントを送信

科学を読む