新・読書日記574(読書日記1914)
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日記
5時に目が覚めたのでひたすら読書と記事を書きまくった。そのあとスタバで読書。予想通り眠気に襲われ、30分ほど読んでいないけど読んでいるような、よくわからない時間を過ごし、眠気がおさまるとメモを書きながら『反脆弱性』を読み、電車で移動中は『自由論』を読み込んだ。ミルは、考えが正しいかどうかよりも、その考えに自分で到達することが大事だと書いている。教条主義を退けるかたちは執行さんと重なる。また、究極的にはその思想が正しいかどうかはあまり重要ではなく、確信をもってお互い意見を交換することが社会全体にとって良いということを書いていると自分は解釈した。ただ、思想のオリジナリティの線引きは難しい。そして、「確信」というのは、ある種の宗教的体験だとか、スピリチュアルの方向に行ってしまう。ミルはあくまで思索が前提で「確信」としているので、トートロジー的(〇〇が正しいのは、正しいからだ、的な反論)な応答しかできない思想は駄目だと今日は考えるに至る。
メモ
“ある意見が、いかなる反論によっても論破されなかったがゆえに正しいと想定される場合と、そもそも論破を許さないためにあらかじめ正しいと想定されている場合とのあいだには、きわめて大きな隔たりがある。” P51-52(ミル『自由論』)
“有用性をめぐる議論で、意見の正しさを有用性の重要な根拠とする側とそれを棚上げにする側にわかれたら、フェアな議論は成り立たない。” P60(ミル『自由論』)
“自分は間違っていないはずがないと想定することは、ある説(たとえどのような説であれ)を正しいと確信することではない。それは、ほかのひとびとのために自分が問題を決めてやり、反対の意見が耳に入るのを許さないことである。” P61(ミル『自由論』)
“どんなに正しい意見でも、十分に、たびたび、そして大胆に議論されることがないならば、人はそれを生きた真理としてではなく、死んだドグマ[教条]として抱いているにすぎない。” P87(ミル『自由論』)
“知性の力を育てる重要な要素があるとすれば、それはまちがいなく、自分なりの意見をささえる根拠を学んでいくことである。” P89(ミル『自由論』)
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『反脆弱性 下』
メモ
“ペテン師の特徴は、肯定的なアドバイスだけをするということだ。” P108
“私は、明確で抽象的な型、論理的な型や普遍を愛する傾向を「プラトン性」と呼んできた。プラトン性は、雑然とした現実から私たちの目をそらせ、ブラック・スワン効果を引き起こす。” P109
リスクあるエクスポージャー・・・・・・損失のある可能性を引き受けている状態
ブラック・スワンへのエクスポージャー・・・・・・SNSやアルゴリズムの変動
人生を豊かにするエクスポージャー・・・・・多読、人との対話、小さな挑戦の積み重ね
凹性・・・・・変動やショックが加わると「損」が膨らむ状態
➡ガラスコップ、体力ゼロの過剰運動
凸性・・・・・変動やショックが加わると「得」が膨らむ状態
➡異分野読書、ブログ
“(・・・)本の売上の99パーセントは、1パーセント未満の作家が占めている。” P114
“システムを1パーセント修正するだけで、脆さを99パーセント減らす(反脆さを増やす)ことができる。” P114
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