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日記
つづきを読み進めた。
今日はオリンピックと公共について、著者の考えを吟味してみた。
テーマは社会と矛盾。
ビジネスの最優先事項は会社の利益。これを突き詰めれば、後進国を踏み台にしていくことを厭わない発想も当然生まれる。
ここで正義を持ち出すとビジネスは止まる。
著者がいうには、「公共」という考え方は「閉じられたシステム」のようなものであるとする。
つまり、後進国は「外部」ということであって、後進国の発展は「公共」という考え方と相いれない。
著者は、嘘を許容することが大人として必要である。という考えを示す。
私は同意できなかった。
というのも私は、公共と正義はほぼ同じ概念であり、考え方だと思うからである。
「公共哲学」ともいわれる学問のなかにマイケル・サンデル氏らが関わる「正義論」がその範疇にあることが何よりの根拠ではないか。
嘘を「社会を回すための円滑剤」のように捉える著者の精神年齢を私は疑う。
つづく
公開日2022-04-19
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