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読書日記444

     スーザン・ソンタグ『反解釈』ちくま学芸文庫 (1996年)

■株式会社筑摩書房

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日記

スーザン・ソンタグ『反解釈』ちくま学芸文庫 (1996年) を読む。

導入部分から数十ページじっくり読んでみた。

内容としては、ノエル・キャロル『批評について』に近い。ソンタグは冒頭で批評に対する批評を行う。だから「反」解釈というタイトルなのかもしれない。

https://labo-dokusyo-fukurou.net/2024/04/18/%e8%aa%ad%e6%9b%b8%e6%97%a5%e8%a8%98170/

  

ソンタグによれば、今日の批評というものは俗物根性で、芸術作品を冒涜するものが少なからずあるという。

作品は批評を免れない。

だからノエル・キャロル『批評について』においても論じられていたように、作品に「意図」というものを混ぜ合わせて批評家に抗う営みが行われる。

批評のための批評。

かくいう自分も、このブログを通していろいろと書いてきている。

問う。

何のためのアウトプットか。

何のための芸術か。

何のための読書か。

暇潰し。勉強。娯楽。文化的活動。遊び。

それ以上でもなければそれ以下でもないだろう。

所詮いち人間の行動。

しかしそれも虚しい。

私は何かを欲する。

つづく

公開日2022-05-27

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